① 生成AIの仕組みを知る(クイズ)
② 体験:「次の言葉」予測ゲーム
③ プロンプト設計の4要素
④ ワンランク上のテクニック
⑤ ワーク1:勉強にAIを活用する
⑥ ハルシネーションと情報リテラシー
⑦ ワーク2:AIの回答を検証する
⑧ AI活用アイデア図鑑
⑨ 5つの心得・自己チェック・修了証
※ 50分で行う場合は ②④⑧ をスキップ(詳しくは先生向けガイド)
ChatGPTやClaudeなどの生成AI(大規模言語モデル)は、インターネット上の膨大な文章から「言葉のつながり方」を学習し、「次に来る確率が高い言葉」を予測して文章を作っています。
つまり「意味を理解して考えている」のではなく「もっともらしい続きを計算している」──この仕組みを知ると、AIの得意・不得意が見えてきます。クイズで確認しましょう。
Q1. 生成AIに同じ質問を2回すると、答えは?
Q2. AIが最も苦手なのはどれ?
Q3. AIが書いた文章をレポートとしてそのまま提出するのは?
AIになりきって、文の続きを予測してみましょう。「AIの頭の中」が体験できます。
AIへの指示文(プロンプト)は、4つの要素を入れると精度が劇的に上がります。
→ 教科書のような説明が長々と返ってきて、結局読まない…
→ 役割・目的・依頼・形式が全部入っている
4つの要素を選んで、プロンプトを組み立ててみよう。
4要素をマスターしたら、プロも使う4つのテクニックを覚えましょう。例文はコピーしてそのまま試せます。
Q1. 「英語が苦手なのでなんとかしたい」というプロンプトの一番の問題点は?
Q2. AIの答えが長すぎて読みにくい。次に送る指示として一番良いのは?
実際にAIを開いて取り組みましょう。ポイントは1回で終わらせず、追加指示で答えを磨くことです。
どんな指示のとき答えが良くなった?逆に、いまいちだったのは?
AIは事実でないことを、事実のように自信満々に答えることがあります。これをハルシネーション(幻覚)と呼びます。STEP 2の予測ゲームで見たとおり、AIは「知らない」ことでも"それっぽい続き"を計算で作れてしまうのが原因です。
・人名、日付、統計などの細かい事実 ・最新の出来事(AIの知識には期限がある) ・存在しない本や論文を引用することがある ・健康や安全に関わる重要な判断
① 「本当に正しい?」と疑う習慣 ② 一次情報(公式サイト、教科書、新聞)で確認 ③ AIに「根拠は?」「自信がない部分はどこ?」と聞く
AIの答えには、学習した文章に含まれる偏り(バイアス)が反映されることがあります。「リーダーといえば男性」のような思い込みが混ざることも。答えを鵜呑みにせず、「別の見方はない?」と問い直す姿勢が大切です。
Q1. レポートのためにAIに「参考文献を3冊教えて」と頼んだら、本のタイトルと著者名が返ってきた。どうする?
Q2. 友達と撮った写真をAIに送って加工してもらいたい。注意すべきことは?
Q3. SNSで「有名人の衝撃発言」というAI生成らしき画像つき投稿を見た。どうする?
今度はAIの答えを鵜呑みにせず、批判的にチェックする側に回ります。
AIの答えは正確だった?間違いや怪しい部分はあった?
授業のあとも使える、コピペで試せるプロンプト集です。気になるものを試して、自分なりの使い方を発明しよう。
💡 どれも「そのまま信じる」のではなく、返ってきた答えを自分で確かめて、自分用に作りかえるのが使いこなしのコツ。
今日の講座でできるようになったことにチェックを入れよう。
名前(ニックネーム可)を入力してください。
あなたは生成AIの仕組みとプロンプト設計の4要素、
そして検証の技術を学び、すべてのワークを完了しました。
AIを「使いこなす側」への第一歩を、ここに証明します。
| 時間 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 0〜7分 | STEP1:仕組みクイズ | 「次の言葉の予測」という仕組みの説明が、後のハルシネーション理解の土台になる。 |
| 7〜15分 | STEP3:プロンプト設計 | Before/Afterを実際にAIに送って見せると説得力が出る。ビルダーで各自1つ作成。 |
| 15〜27分 | WORK1:勉強への活用 | 個人ワーク推奨。「逆質問モード」は特に反応が良い。良いプロンプトを数名に共有させる。1-4は時間があれば。 |
| 27〜33分 | STEP6:リテラシー | 架空の参考文献を実際に生成させて見せると衝撃が大きく、記憶に残る。 |
| 33〜45分 | WORK2:検証チャレンジ | 「自分が詳しい分野」を選ばせるのが成功の鍵。反論バトルはペアで盛り上がる。 |
| 45〜50分 | 心得・自己チェック・修了証 | 心得4(提出物)は学校の生成AIポリシーと合わせて具体的に指導。 |
| コマ | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1コマ目 (50分) | STEP1(7分)→ STEP2 予測ゲーム(8分)→ STEP3 設計(10分)→ STEP4 上級テク&改善チャレンジ(10分)→ WORK1(15分) | 予測ゲームは挙手で全員参加させてから確率を開示すると盛り上がる。ラウンド2が本講座の核心(ハルシネーションの原因の体感)。 |
| 2コマ目 (50分) | WORK1続き+共有(10分)→ STEP6 リテラシー(10分)→ WORK2(18分)→ STEP8 図鑑(5分)→ 心得・修了証(7分) | WORK2-4(わざと間違いを教える)はAIの同調性を体験できる白眉。共有タイムで「AIをだませた人」に発表させると理解が深まる。 |
・生徒用端末とAIサービスのアカウント(各サービスの年齢要件・保護者同意の要否を事前確認)
・学校・自治体の生成AI利用ガイドラインとの整合を確認
・定期テスト前の実施だと WORK1 のモチベーションが高い
・チェック・メモ・名前はブラウザに自動保存されます(同じ端末・同じブラウザで再開可能)
・発展課題:STEP8の図鑑から1つ選んで実践→結果をレポートにまとめる宿題も効果的